▼ 参考文献「沖縄大百科事典」 鵝森 ガーナー森(ムイ) 那覇市鏡原にある小丘。戦前までは奥武山の東の海中にあった小島で、名勝の地としてしられていた。 1719年(尚敬7)に渡来した尚敬王の冊封副使・徐葆光(じょほこう)は「奥武山の東に小尖阜(小丘)あり。鶴頭山(ガーナー森)と名づく。(中略)那覇市近所第一の勝処たり」と述べ、1800年(尚温6)に渡来した李鼎元(りていげん)も同じく称賛している。 現在は付近一帯が埋め立てられ、陸上の小丘となっている。また、ナハキハギ群落の北限として植物研究所上の要所でもある。市指定文化財(昭和49年(1974).12.) 標高約15m、面積約1300m2で、ほぼ東西に長くなっており、頂上はやや平らで、小さな拝所があり西側の登り口以外は急斜面になっている。 ▼ 説明板 那覇市指定文化財 名勝・天然記念物/指定:1974(昭和49)年12月2日 |