字小禄財産管理運営会

1992(平成4)年4月16日設立


■ごあいさつ

字小禄財産管理運営会 理事長 良忠清
    祖先の遺産並びに財産を管理運営し、字小禄関係諸団体の会員の福祉の向上、及び教育・文化の振興のため有効に活用し、字小禄地域の発展のため活動して参りました。

    われわれの祖先は、先の大戦で熾烈な地上戦を経験し、それまでの培ってきた生活を一つ残らず焼き尽くされ、また、清き沖縄の心をもった多くの人々を失いました。

    こうした戦禍を生き延び、戦争の傷跡ののこる荒野に、また一から生活の礎を築き、互いに支えあいながら、今日の発展をもたらしたのは、まぎれもないわれわれの祖先であります。

    今、私たちがこうした豊かな生活を送ってゆけるのも字小禄を復旧に導いた祖先があってこそなしえたものだと切に感じております。

    沖縄に限らず、多くの地域で地域離れが進んでおります。

    それに伴い、その地域特有の伝統文化も存亡の危機に直面し、次の世代を担う若者への継承が最大の課題となっております。

    しかしながら、幸いにもわれわれ字小禄地域の結びつきは、皆さんの多大なご協力とご理解のおかげで、都市化が進んでいる中を、今尚力強く、太い絆となって存在していますことは、字小禄の一員として誇りに感じております。

    日ごろの皆様の地域へのご協力に心から感謝申し上げます。

    又、字小禄からは多くの移民をハワイ・ブラジル等に送っております。

    その方々との文化・親善の交流を盛んに行なっており、互いの絆を強くしている所であります。

    今後も祖先が培ってきた祖先崇拝文化の振興のために、さらには字小禄ためにも、地域の皆様方のご協力をよろしくお願いいたします。

■所在

■字小禄財産管理運営会20周年記念誌(平成25年4月14日発行)

    ▼記念誌より抜粋(PDF)

    表紙・発刊にあたって・目次・真玉御嶽の整備・金満御嶽のクサイ神の拝所並びにウナジキバの改修・小禄里主所の火神改修・ビジュンの七ハロージ石造拝所修復工事・拝所の名称、石碑の設置・真玉嶽拝所の案内板設置・井戸(カー)の香炉移転・巖屋(ガンヤー・コーヤー)り建造・ミーガーモーの土留め(擁壁)工事並びに整備・クシバルヒージャー(後原樋川)の改修工事・森口公園整備事業と殿(トウノ)及び金満御嶽・ハワイ会館(旧公民館)の改修・崎山墓地整備工事・小禄神社慰霊祭・編集後記・発行
字小禄財産管理運営会20周年記念誌表紙字小禄財産管理運営会20周年記念誌発刊にあたって字小禄財産管理運営会20周年記念誌目次1字小禄財産管理運営会20周年記念誌目次2

■小禄字誌

    ごあいさつ
    小禄字誌編集委員会 事務局 上原仙子

    字誌を考えるとき、いつも思うのは「何のために字誌をつくるのか」「誰のために字誌を作るのか」ということです。

    皆さんはどう思いますか?、私はこう思いました。

    私たちが、自分の中や外にある「字小禄」というものを大切にしたいと思っているから、そして、次の世代にも同じようにそれを大切にしてほしいいと思っているから。

    全体のためでもありますが、つまりは自分自身のために字誌をつくるわけです。

    でも「字小禄」ってなんでしょう?、「うるくんちゅう」ってなんでしょう?

    この「字誌」という1冊の本の中に、私たちが大切にしている「字小禄」を、私たちの手で表現してみませんか?、そんな気持ちを忘れずに取り組めば、きっと、読む人に私たちの「思い」が伝わる、温かみのあるいい字誌ができると思います。

    最後にいろいろ調べていた中で「字誌づくりいの意義」について書かれた一文がありましたので、ご紹介したいと思います。

    「字誌の事業として、素人集団の分担と共同で取り組む字誌づくりは、個人にとっては生きがいをもって地域を再発見し学習し伝達する仕事である。個人の生涯学習と生きがいづくりが、字誌においてさりげなく実現されている。」 「字誌づくりはまさに楽しく世代を超えて取り組める活動である。そこから世代間の交流が生まれ、個人が内側から超えて活性化していくのである。自らの地域発見と評価、そして地域おこしの動きとしてみていく必要があろう。」

    ・活動状況(うるくニッポン(小禄日本)放送よりリンク
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