▼生体肺移植終え退院/那覇市の上原優一君/外で自転車乗りたい 沖縄タイムス朝刊/2002年01月19日(土)より ▼募金目標額を達成、術後の回復も順調/生体肺移植の上原優一君 琉球新報朝刊/2001年12月19日(水)より ▼募金4千万円達成/「上原君を救う会」 沖縄タイムス朝刊/2001年12月19日(水)より ▼高良小児童も支援/募金呼びかけ/肺移植の優一君へ 沖縄タイムス朝刊/2001年12月16日(日)より ▼優一君支援に力を/救う会が募金呼び掛け 琉球新報朝刊/2001年12月4日(火)より ▼募金協力を呼び掛け/肺移植の上原優一君を救う会 沖縄タイムス朝刊/2001年12月4日(火)より ▼「上原君、早く元気に」/さつきクラブ・「救う会」に57万円贈る 沖縄タイムス朝刊/2001年11月29日(木)より ▼上原君を救う会設立/肺移植の8歳児/募金活動展開へ (沖縄タイムス夕刊/2001年11月20日(火)より) 岡山大病院で19日、両親から肺の一部を移植する生体肺移植手術を受け、無事終了した県立森川養護学校2年の上原優一君(8)=那覇市=を支援する動きが広がっている。優一君が通っていた那覇市立高良小(上村清校長)のPTAなどを中心に同日夜には「上原優一君を救う会」(石原昌仁会長)を設立、医療保険の対象外で治療費がかさむため4千万円を目標に募金活動を行う。手術後、優一君と父親の自衛官吉信さん(38)、母親の淳子さん(45)の容体は安定しているという。 上村校長らによると、優一君は今年4月ごろまでは活発で元気だったというが、突然、軽い運動でも息切れするなどの症状が出た。入院した県立那覇病院で、肺の血管が細くなって血液が流れにくくなり、心臓に負担がかかる「原発性肺高血圧症」と診断された。治療に専念するため5月から県立森川養護学校へ転校、その後症状が悪化し9月に岡山病院へ転院して手術を受けた。 「命が危ぶまれる病気だったので、手術の成功は本当にうれしい。優一君は、明るくてとても素直な子で運動も好きだった。早く良くなって高良小に戻ってほしい」と上村校長。担任だった新垣恵美教諭(28)も「優一君は明るくて友人もたくさんいた。クラスメートもすごくみんな喜んでいる」と笑顔。PTAや吉信さんの職場の自衛隊などで募金活動を始めているが、一般にも広く呼び掛けることになった。 同会では、今後、県民各方面に幅広く協力を呼び掛けることにしている。 ▼両親から生体肺移植/国内最年少、上原優一君 (琉球新報朝刊/2001年11月20日(火)より) 岡山大病院で両親から肺の一部を移植する生体肺移植手術を受けた那覇市に住む、県立森川養護学校2年生の上原優一君(8)の手術が19日午後6時50分ごろ、無事終了した。日本で生体肺移植を受けた患者の中では最年少となる。同日には優一君が通っていた那覇市立高良小学校(上村清校長)と同小PTAなどが「上原優一君を救う会」(石原昌仁会長)を設立し、医療保険の対象外になっている治療費約4,000万円を集めるための募金活動を行うことなどを決めた。 優一君は肺の血管が細くなって血液が流れにくくなり、心臓に負担がかかる「原発性肺高血圧症」で県立那覇病院に入院していたが、県内での手術・治療は困難だったことから、9月に岡山大病院に転院。この日父親の自衛官吉信さん(38)、母親の淳子さん(45)が肺の三分の一ずつを提供する生体肺移植手術を受けた。国内13例目。 優一君は5月まで高良小学校に通っていたが、病気療養のため現在は森川養護学校に在籍している。吉信さんによると、優一君はサッカーや水泳が好きな活発な子だったが、今年4月下旬、体のだるさを訴え、通学路の坂道も上れないほどだったという。 優一君と家族を支えようと、同小やPTA、吉信さんが勤務する陸上自衛隊関係者などが「救う会」設立に向けた実行委員会を開催。会長の選任をはじめとした組織づくりや、金銭的な負担軽減のための募金活動の方法などを話し合い、年末をめどに治療費4,000万円を確保するため、各方面に呼び掛けていくことが確認された。 上村校長は手術が終了したとの知らせに「ほっとした。非常に心配していたのでうれしいの一言。早く回復して1日でも早く高良小に帰って来てほしい」と安どの表情を見せた。 |